17世紀中期に建築されたといわれ、九州で最も古い民家として、昭和52年に国の重要文化財の指定をうけました。
新宮町大字上府字岩井にあり、「曲り屋」と呼ばれるL字型に折れ曲がった形をした建物で、屋根は全て「茅」で葺かれていています。
最澄にまつわる伝説が残っており、最澄が寄宿した際にお礼として「横大路」の姓と「毘沙門天の像」「法理の火」「岩井の水」を贈られたといわれています。
「毘沙門天像」「法理の火」「岩井の水」を大事に守れば子孫が栄えて家が絶えることがないと言われ、その家系は現在も続いています。千年も続いているという意味で「千年家」と呼ばれるようになりました。
毎年4月13日には、毘沙門天像の御開帳の法要が行われ、この日だけ拝顔することができます。
現在の千年家は、建物の傷みがひどくなったので、平成12年から平成14年にかけて修復されました。
なお、
開館時間は、10:00~16:45
入館料:無料(駐車場あり)
休館日:月・火 となっております。
臨時休館することもありますので、詳しくは、新宮町立歴史資料館(電話:092-962-5511)にお問い合わせください。